子育て

【双極性障害】子育てに翻弄される私のモーニングルーティーン

こんにちは。かなえ(@kanae_bidi)です。

今日は、双極性障害を持つ私が子どもの世話と家事でバタバタしている朝の流れを紹介してみたいと思います。

特に読んでみて欲しい人
  • 双極性障害と付き合いながら子育てを頑張っている方
  • 双極性障害をお持ちで、初めての妊娠出産を検討されている方
  • 育休終了と保育園入園を間近に控えた方
  • 妊娠中で、産後どんな生活が待っているのか疑問だらけのプレママさん

「しんどいの私だけじゃない?」という安心材料(?)や、産後の生活をシミュレーション、もちろんただの読みものとしても読んでいただけたら幸いです。

では、いってみましょう!

まずはざっくりと時系列

  • 7:00
    起床
    夫が娘のオムツを替えてくれている間に、お手洗いを済ませます。
  • 7:15
    娘に離乳食を食べさせる
    個人的にこれが朝一番の重タスクです。
  • 7:35
    ミルクを飲ませる(+オムツ替え)
    最近、このタイミングでうんちをすることが増えたのでドキドキしています。
  • 7:50
    洗濯機を回す+着替えと検温
    キャッキャと逃げ回る娘を捕まえて、何とか服を着せます。
  • 8:00
    娘・夫を見送る+朝ごはん
    出勤途中に夫が保育園へ送っていってくれます。
  • 8:10
    洗濯
    調子が悪いとツラいのですが、気力を振り絞ります。
  • 8:30
    2回目の洗濯機+掃除機
    我が家では1日に2回洗濯をします。
  • 8:45
    出勤+服薬
    会社PCを立ち上げて出勤報告をします。
  • 9:00
    始業+こっそり洗濯物を干す
    やっとこ始業です。個人的にはもう仕事を終えた気分です(白目)

モーニングルーティーン詳細

それでは、各時間の詳細を解説していきます!

編集の都合上、夜に撮影した写真もありますがご了承ください。

7:00 起床

起床後すぐに夫が娘のオムツを替えてくれるのですが、私はその間に慌てて自分のお手洗いを済ませます。

なぜなら、このあと1時間は私がお手洗いに行く時間はないから……(ごくり)

7:15 娘に離乳食を食べさせる

1歳娘、離乳食中の様子

現在1歳の娘は、まだまだ自分で上手にごはんは食べられません。そのため大人がつきっきりで食事の補助をする必要があります。

素直に口を開けてくれたらよいのですが、もちろん赤ちゃんも一人の人格ある人間なのでそうもいきません。

最近難しいと感じているのは、自我が強くなってきたこと。

「この味・かたさ・大きさは好きじゃない」「ごはんよりも遊びたい」「自分で食べてみたい」という欲求が出始めてきました。

特に「自分で食べてみたい」という欲求が強く、スプーンを自分で持ちたいと言わんばかりにハイチェアから身を乗り出して泣きます。

自分ですくって食べてみたいんだなぁ……

でも勿論、大人のように上手にスプーンが扱えるわけではありません。たどたどしい手つきなので、こぼして周りはドロドロに汚れます。

途中で飽きてスプーンをおもちゃのように振り回すときも珍しくありません。

双極ならでは(?)の葛藤

少し話の毛色が変わりますが、私はイレギュラーや急な変化に弱いという特性があります。

特に、時間通りに予定が進まないことに強いストレスを感じてしまうことが多いです。

だからこそ、予定通りに朝のタスクが進まないことにイライラしてしまうことがあります。

例えば
  • 時間通りにスムーズに食べてくれないこと
  • 散らかされて掃除タスクが増えてしまうこと 等

特に、朝は夕飯と違って登園時間というリミットがあるので、時間通りに進まないことが余計にストレスになりやすいのかもしれません。

「もっと寛容な気持ちで見守って育ててあげたいのに……」と自分を責めてしまうことも多いです。

双極性障害で感情のコントロールがしづらい自覚があるので、余計そう思うのかもしれません。

7:35 ミルクを飲ませる

※(↑)こちらの写真のみ、Photo ACさんでお借りしました

1歳前後で卒乳されるお子さんもいるみたいですが、娘は栄養面を考えてまだミルクを足しています。

もっと周りのお子さんの状況が気になるものかと思っていましたが、自分でも不思議なほど焦りはまだありません。

(本来めちゃくちゃ周りを気にしてしまう性格なので……)

保育園などの身近なところで、比較対象となりそうな同月齢の赤ちゃんがいないため気にならずに済んでいるのかも。

余談ですが、我が家では生後間もなくから「はいはい」を愛用しています。

コスパの良さに加え、遺伝子組み換えの成分が一番少なかったので、基本的にこればかり使っています。

7:50 着替えと検温+洗濯機を回す

生後8ヶ月ごろからつかまり立ちを始めた娘。

今では伝い歩きもマスターして、数歩なら独力で歩けるようになりました。

(真偽はさておき、保育士さんに「めちゃくちゃ体を動かすのが得意ですね!」と言わしめるほど)

しかし、お着替えのときも例外なく発揮してベビーサークルの中を逃げ回る日々…(笑)

普段は上手くおだてたり遊びの延長線のように見せかけて、服を着せたり検温したりしています。

ただ、睡眠不足だったり前日の疲れが残っているときは、どうしても気持ちの余裕が持てずに無言で黙々と作業のように進めてしまうことがあります。

酷いときには叱りつけながら無理やり着替えさせてしまうことも……

本当は「善悪の分からない年頃の子どもを叱るべきではない」と頭では分かっているのですが……

やってしまった後、ひどく自己嫌悪に陥ります。

少しでもマシになろうと試行錯誤した結果、いまはこんな対策を行うようになりました。

イライラへの対策
  • 少しでも疲れを自覚したら、早めに“物理的に”他者を頼る
  • なるべく昼寝をする(目を閉じるだけでも)
  • 日々22:00に布団に入ることを目標にして動く

(就寝の件は、寝かしつけに苦戦したり、家事の進捗で上手くいかないことも多いですが……)

私は元々頼り下手なのですが、最近は意識して他者を頼るようにしています。(夫・シッターさん・保育園・両実家・訪問看護・医師など)

双極を抱えながら乳幼児を育てているお母さんって、気分の波にどう対処しているのかなぁ……

8:00 娘・夫を見送る+朝ごはん

玄関先で見送り

私は在宅勤務・夫は出勤なので、保育園の送りは夫が担当してくれています。

もともと私は「起立性調節障害」という、朝に低血圧になりやすい疾患もあるため正直なところ送りまでやるのはツラい……

本当に、めちゃくちゃ有り難いです。

実は、家を出るときや保育園でバイバイするとき、娘に泣かれたことが一度もありません。

0歳3ヶ月のときから保育園に通わせているから慣れているのかも。

手が掛からなくて有難い反面、申し訳ない気持ちになることもあります。

朝ごはん

ここでやっと私の食事時間ですが、朝は食欲が無いので菓子パンをかじるくらい。

以前までは、スマホでニュースサイトをチェックしていましたがやめました。

というのも、悲しいニュースやゴシップ記事で心が乱されることや、記事内容に気を取られて時間が溶けてしまう失敗を繰り返したので。

そのため、めちゃくちゃ社会情勢には疎いです。

社会人としてどうなんだという思いもあるけれど、自分の心を守るためだから仕方ないと割り切っています。

あとは、大抵の情報はTwitterで流れてくるからまあいいかと思っています。

(自主規制をしている意味はあるのかな?と思いつつ)

8:10 洗濯

食事を終えたあたりで、ノロノロと前日に干しておいた洗濯物を取り込み始めます。

干すのはそこまで苦ではないんですが、特に私が嫌いなのは畳む作業。捨てきれない完璧主義が完全に仇となります。

丁寧に畳んでいると時間がかかるし、そもそも面倒くさい……(特にガーゼを畳むのが嫌いです)

基本的に「まあいいや」の精神を持つようにしていますが、これだけは夕方の自分が苦しまないように気合で畳んでいます。

※ただし、それでもタイムアップで畳めずに夕方まで出しっぱなしなこともあります(白目)

8:30 2回目の洗濯機を回す+掃除機

第二ラウンド開始!

我が家では大人と子どもの洗濯を分けているので、1日に2回洗濯をします。

というのも、赤ちゃんは皮膚が弱く柔軟剤が刺激になると聞いたため。娘が産まれたときからそうしていました。

ただ、正直めちゃくちゃ手間がかかります。

娘も1歳になったのでやめどきを見計らっているところです。

ノロノロと洗濯物を畳んでいると、娘を着替させる前に回しておいた洗濯機がピーピー鳴り始めます。

濡れた洗濯物を回収して、娘の洗濯物を放り込んで第二ラウンド開始です。

これも完全に余談ですが、我が家では「アラウベビー」を愛用中。

産前準備で何となく購入して使ってみたところ、娘の肌荒れも出なかったのでそのまま使い続けています。

「無理はしない」という自分ルール

大げさかもですが、私は自分に「掃除機は無理してかけなくてOK」と許可を出しています。

ルンバ様を活用することもしばしば。

闘病も家事も仕事も子育てもフルメーターで頑張ろうとして、完璧主義ゆえに潰れてしまった経験があるからです。

倒れてからは「TODOでストレスをためて体調を崩しては元も子もない」と考えるようになりました。

掃除機は自分の体力と気力に余裕があればかけることにしています。頻度としては週2~3くらいかな。

8:45 出勤+服薬

私は完全在宅勤務で働いていますが、フリーランスではなく会社員です。

そのためきっちり定時が定められているので、出退勤の時間も管理されています。

最近思うのは「まとめて数時間拘束されるのは結構痛いのでフレックスが導入されたら嬉しいな~」ということ。

「育児や家事の合間、体調の良いタイミングを見計らって合計〇時間」という形だと大変大変有難い……

ただ、在宅勤務という時点で恵まれてはいることも自覚しているので、タスクの取捨選択や時間の使い方を工夫して乗り切って行くつもりです。

また、ついつい忘れがちですが、仕事が始まる前に朝の処方薬を服用します。

9:00 始業+こっそり洗濯物を干す

※撮影用に必死で片付けた書斎。いつか可愛くカスタムしたい…!(いつになるやら)

朝一で定例ミーティングが立て続けにあるので、いい意味で頭が「家事育児モード」から「仕事モード」に切り替わります。

ただ、実はこの時点ではまだ娘の洗濯が回っており……

業務の合間、トイレ休憩のときにササッと干させてもらっています。(会社の人、ごめんなさい)

ちょっとした悩み

少し話は逸れますが、私は2023年の冬から障害者雇用で働き始めました。

そのため、今の職場ではまだ見習いなので担当業務が少ないです。

教育担当の先輩が忙しいときは時間が空いてしまうことが多いので、今の悩みは時間を持て余してしまうことです。

「おいおい仕事を覚えて自走できるようになったら、解消されていくかな……?」と考えるようにしています。

ただ、おおむね今のところの感想としては、障害者雇用に切り替えてよかったなと思っています。

また別の記事で書いていきたいと思います。

「自分に優しく」を心掛けて”朝の負荷”を減らす

いかがだったでしょうか?健常者・障害者を問わずだと思いますが、朝は戦争ですよね……

ここで書いたのはあくまで一例です。当たり前ですが、日によって全然違います。

流れるように予定通りに進む日、一部だけうまくいかない日、何かもうまくいかない日。

特に、体調が悪いときはどうしても前日の自分と比べてうまく出来ない日がありますし、「普通のお母さん」と比べてしまって落ち込む日もあります。

そういうときは、夫の力を借ります。

例えば、離乳食をお願いする代わりに夫の担当タスクを行なって気分転換をさせてもらったり。

お腹が空いて冷静でいられないときは、先に朝ごはんを食べさせてもらったり(笑)

朝に限らずですが、以下のように「自分に優しく」を心がけて負荷を減らすようにしています。

自分に優しくするヒント
  • 自分が無理なく過ごせるように逃げ道を作る
  • 「全力」は出さない(体力や気力に余裕を持つため)

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!